今日は大寒（だいかん）です

大寒は二十四節気の最終節で、最も寒い時期です。2024年の大寒は1月20日から2月3日となります。

次の日の立春が二十四節気の1番目になりますので、大寒の最終日（立春の前日）が節分の豆まきですね。

旧暦では節分の豆まきが年越しの行事にあたるわけです。

水仙の花

大寒に食べるもの

寒の時期には、寒い時期ならではの食文化がみられます。寒い時の「寒の水」は、清らかで霊力もあると考えられていました。寒の水でついた餅を「寒餅」といいます。寒の水は厳しい寒さで雑菌も繫殖しにくいためか長期間腐らないとされ、汲み置きして薬や料理に使うこともありました。そして、「寒仕込み」の酒、醬油、味噌は、寒の水で発酵もゆっくり進むので、味に深みが出ると珍重されるようになりました。その他にも「寒卵」「寒蜆（かんしじみ）」「寒海苔」などがあり、寒の時期のものは上質で栄養価も高いといわれています。

大寒に咲く花

梅の花・蠟梅・山茶花

大寒の頃に咲く花といえば、「蠟梅（ろうばい）」「水仙（すいせん）」「梅」「山茶花（さざんか）」が有名です。

この四種類は、寒い季節に雪の中でもめげる事なく花を咲かせるので「寒中の四花」とも呼ばれていまやって来るす。中国の文人画家が画材として好み、寒中に凛として咲く花や植物を「友」にたちえた「雪中四友」に由来します。

（暮らしの歳時記より参照）

大寒は最も寒い時期ですが、寒さも底をつけば春に向かって行くだけです。

今年の冬は暖冬と言われていますが、それでも急に気温が下がったり、雪が降ったりとあなどれません。大寒ならではの美味しい食べ物で体調を整え、寒い中、綺麗に咲く花を愛でながら、希望の春を待ちましょう！

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