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災害発生時の行動:地震が来たら!!

今年は、お正月早々に大きな地震があり、5日経った今も行方不明の方が多数おられます。日本は地震が絶対に来る国と認識はしていても、人間の意識は薄れていくものです。会社勤務の時に幾度も訓練を受けて、心掛けていたことを記載してみます。


災害発生時の具体的な行動:自分自身の命を守ること


生命の安全確保(発生直後の行動)

・揺れが収まってから行動する:あわてて外に出ると、転倒、落下物やガラス破片などによるケガのもと。揺れが収まっても負傷しないよう、散乱したガラス、陶器の破損などに注意します。

・火元を確認する:火を使っているときは、揺れが収まってから、あわてずに火の始末をします。出火したら、落ち着いて初期消火に当たります。

・出口を確保する:揺れが収まったときに、いつでも避難できるように、部屋の窓や戸、玄関のドアを開けて出口を確保します。

・ガラスや塀から離れる:屋外では、瓦の落下、ガラス破片の飛散によるケガ、ブロック塀などが崩れて押しつぶされることがあるので、近づきません。

生命の安全確保(被災場所に応じた行動:外出中)

・駅にいたら:ホームから転落しないように近くの柱などにつかまる。混雑して身動きできない場合は、うずくまって揺れが収まるのを待つ。線路には絶対に降りてはいけません。

・電車の中だったら:電車は緊急停止するため、姿勢を低くする。手すりや吊革につかまりできるだけ足を踏ん張るなどして、衝突、転倒を避けます。

・繫華街、地下街だったら:ビルの倒壊や落下物などの危険があるので、頑丈そうな鉄筋コンクリート造のビルに逃げ込む。移動が可能ならば公園など広い場所へ避難してください。または、柱や壁のそばで揺れがおさまるのを待つ。二次災害に巻き込まれないよう、揺れが収まったら、落ち着いて非常口から脱出する。地下は停電などでパニックになりやすいので、特に落ち着いて行動してください。

・住宅街を歩行中だったら:瓦や建物外壁の落下、ブロック塀の崩壊に注意してください。

生命の安全確保(被災場所に応じた行動:運転中)

・衝突事故を起こさないこと、車両通行の妨げにならないことが重要:ハザードランプを点灯して徐々に減速し、通行の妨げにならない場所を選んで停車。情報報告収集し、状況が把握できるまで車内で待機。車を離れる場合は、窓を閉める、エンジン停止、サイドブレーキ、キーはつけたまま、ドアロックはしない。貴重品と車検証は携行し連絡先メモは残してください。

・橋梁、高架、トンネルは崩壊、損壊もあり得るため、状況に応じて速度を落として通り抜けることも考えてください。

・沿岸部の道路は、津波リスクに関する情報収集をした上で、必要に応じて避難してください。

★生命の安全確保(被災場所に応じた行動:沿岸、河川)

・震源が近い注意報や警報が間に合わない場合もあるので、沿岸や河川付近で地震を感じたらすぐ避難

・津波は河川を遡上することもあるので、川沿いではなく川から離れる方向に避難

・津波は繰り返しやってくるので「津波注意報」や「津波警報」が解除されるまで海や川には近づかない

・小さな揺れでも津波が来ることがあるので、気象庁から予報が発表されたら指示に従ってください。

生命の安全確保(安否確認)

・災害時は電話がつながりにくくなるため、家族や大切な人と、電話以外の連絡方法を決めて、実際に試しておく。災害時に「必ず」使える手段は無いため、複数決めておく

・NTT災害用伝言ダイヤル「171」:NTT災害用伝言版「web171」:携帯会社の「災害用伝言サービス」:安否確認システムの「伝言サービス」:各種SNS(X,インスタグラム、フェースブック、LINEなど)


情報の収集


★情報収集手段

・行動する前に必要なのは、正しい情報を得ること。災害の規模や範囲、社会の状況(停電の有無、交通機関の状況など)、避難(帰宅)ルート情報などを確認

・情報を入手する手段として、テレビ、ラジオ、携帯、スマホ、インターネット、自治会、広報車、防災行政無線などがある

・SNSを情報収集するためのツールとする場合:早く情報が得られ、情報量が多いが、デマ情報や誤った情報も拡散されやすい。

・災害時にSNS情報を利用する際の注意点:自治体や報道機関など、確かな情報を発信する公式アカウントをあらかじめ登録しておく。リンク(情報源のURL)や根拠が記載されていない場合は、必ず自分で検索して情報源を確かめる。自分が発信する場合は、災害時は、自分の目で見たり、聞いたことだけを書き込んでください。

・避難の判断:災害時に難を逃れても、その後適切な避難行動を取らなければ「生命の安全確保」はできない。自宅外への避難の要否は「火災の危険」「自宅の被害」の有無で判断する。自宅の危険がないことが確認できれば、基本的に「在宅避難」を選択してください。


 


災害時に冷静な判断と対応は難しいものですが、先ずは「自分の命を守る」この一言に尽きます。自分の命を守らなければ、周りの人たちを助けること、地域に貢献することは不可能です。常に「安全確保」を心掛けましょう!(防災ブック、気象庁ホームページより参照)

次回は「事前の準備・確認」について記載いたします。


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