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箱根駅伝・色々なルール

お正月、特に予定もないので、『箱根駅伝』の往路を最初から観ていました。毎年放送している事は認識をしていました。ただ、いつもは、観ても復路の最後くらいでしたが、今回は一人目から何故か気になり。

大会前の評判は2連覇を目指している「駒澤大学」一強と言われていて、1区は「駒澤大学」が一気にスタートして、流石、昨年覇者の貫録を見せつけていました。だけど、このまま「駒澤大学」が首位を続けていたら、私はチャンネルを変えていたと思います。

試合は1区で9位にいた「青山学院大学」が上昇してきて、3区で1位になり、往路は大会新記録をたたき出していました。その他にも「城西大学」が初めて3位で往路を終え、中でも往路最後の5区は山登りのキツイ道を走ることから【山の神】と称されることがあり、今回の「城西大学」の5区走者は【山の妖精】と呼ばれ区間新記録を樹立しています。テレビの放送では一人一人の選手のエピソードや、家族との絆、特に4年生で初めて出場した選手の苦労話など観ている「私たち」の心を揺さぶる演出が本当に上手で、「親」である自分は、学生の頑張りに魅了されました。勿論、今日の復路も最初から最後まで観ていましたが、今年の「青山学院大学」は「駒澤大学」に”負けてたまるか大作戦”で挑み、復路でも凄みを見せつけて、復路大会新記録、総合優勝、大会新記録を樹立しています。試合は追う者が優位にあることが、よく分かりました。

過去に何度か見たことがあるタスキをつなげず体調不良で失格、は今回はありませんでしたが、復路での一斉スタートと、首位通過した学校との時差により、タスキをつなげずスタートするルールがあり、初めて真剣に観た人間には??だらけ。

 

そこで、少し『箱根駅伝』の歴史を調べてみました。


今年は100回記念大会


『箱根駅伝』は1920年(大正9年)に始まり、戦争中に途絶えましたが、今年100回目を迎えました。大学駅伝として知られていますが、関東学連の主催であることから、関東の大学生しか出場はできません。

出場校は今回は23校ですが、記念大会のため通常より3校増枠したとのことです。往復を通して10位までの大学が来年度大会出場の権利(シード権)を得ることができます。

距離は1区間が約20㎞で往路1区から5区、復路6区から10区です。東京の大手町からスタートし箱根蘆ノ湖を往復します。


復路一斉スタート


初日の順位により、持ち時間が確定しているので、首位の大学が8時からスタートし、往路首位校と10分以上の差が開いた8位以下の大学が繰り上げて、8時10分から一斉にスタートします。今年は史上最多の16校が一斉スタートしました。各大学の時間差は、初日に確定しているので、一斉スタートはしたものの、常に見えないタイムに左右され、走っている学生は、後ろを走っているかもしれない前日の勝者を追いかけることになり、これは最後まで順位が確定されないままでした。だから、どの選手(特に一斉スタートした)も、一秒でも前へ、前へと必死でした。


繰り上げスタート


復路では、中継所で首位の通過から20分経過すると「繰り上げスタート」になり、該当チームは、タスキをリレーすることができません。(往路においては、鶴見、戸塚中継所では首位から10分以上、平塚、小田原中継所で15分以上)(復路においては全ての中継所で20分以上)

これは、交通規制に伴う車両混雑を避けるために設けられています。駅伝では、残念ながら毎年見られる光景です。途中で繰り上げスタートした大学は「失格にはならない」ので、復路一斉スタートと同様に、遅れた時間を測定し合計タイムに加えます。ちなみにタスキは、前走者からのものでないタスキを使い走ります。(東京箱根間往復大学駅伝競走より参照)


運営管理車からの声掛け


各大学の選手が走る後ろを「運営管理車」が走ります。主に大学の監督が、区間を走る選手に声掛けをするのは名物になっていますが、疲れが出て来た選手には、きっと大きな力になるんだと思います。


複雑なルールを理解しながら、復路を観ていましたが、シード権を争う後半の大学には順位が最後まで分からず走っている学生もガムシャラにならざるをえず。その中でも個人が頑張れば区間賞を狙えたり、自分の頑張りがチーム全体の底上げにもなるので、仲間と共有できる喜びや悔しさが人間形成には欠かせないと感じ、来年も絶対に観ようと思いました(*^^*)

駅伝ファンが多い所以ですね!


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