エコーチェンバー現象

エコーチェンバー現象とは、SNSにおいて自分と似た興味関心を持つユーザーをフォローすることで、同じような価値観や考え方の意見ばかりに触れるようになる結果、自分の考えは「正しい」「多数派だ」と信じてしまうことです。閉じた部屋で自分の意見が反響することに例えて、エコーチェンバー（反響室）現象と呼ばれています。

アメリカの法学者サンスティーンは、集団で意思決定を行う際、もともと持っていた個人の意思よりも極端になる「集団分極化」がインターネット上で起きていると指摘しています。そしてその過程では、多くの人をエコーチェンバーに閉じ込めてしまう仕組みがあるとしています。エコーチェンバー現象は、過激な意見に触れる中で個人がより極端な志向になる可能性を含んでいます。そのため、ネットメディアの問題として取り上げられることの多いキーワードです。

アテンション・エコノミーは記事に過激な見出しを付けて何度もNETに出てくるもので、こちらも度々目にする事で収益を得ようとする手法です。こちらも十分に注意が必要です。

（朝の情報番組より）

日本人は、上記の表にあるようにデジタル用語の認知が低いとありますように、エコーチェンバー現象が起こるインスタグラムやFB等に何度も出てくるものに対して無防備になる傾向があります。私も、インスタグラムで多胎児やゴールデンリトリバーを飼っている家族を多くフォローしていますと、類似の方々が沢山アップされてきます。そうすると世の中には、そういったもの達だけしかいないような錯覚を起こしてしまいます。宗教や政治もしかりでしょう。情報を収集する時は、NETだけではなくTVや新聞等々から幅広く見ていきたいと思う一例でした。

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