七十二候(3/5～4/4頃）・素敵な時の過ごし方①

日本には四季があり、その四季の中で各々を六に分けたものが二十四節気（にじゅうしせっき）と呼ばれ、それを又、細かく分けたものが七十二候（しちじゅうにこう）と呼ばれています。

このブログで四季の移ろいを書くにあたり、先ずは二十四節気にふれ、その時に七十二候を知りました。

七十二候とは古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。二十四節気をさらに約5日ずつ三つに分けた期間のことで初候、次候、末候と言います。二十四節気は古代中国のものがそのまま使われていますが、七十二候の名称は1874年の「略本暦」に掲載された日本独自のものを主として使われています。

啓蟄から春分までの七十二候

今回は、3/5の啓蟄から春分までの六候を記載いたします。まず、ひとつひとつの呼び方が可愛いいのです(*^^*)

★3/5頃から3/10頃：蟄虫啓戸　ちっちゅうこをひらく（虫たちが土の中から出て来る様子）

★3/11頃～3/15頃：桃始笑　　ももはじめてわらう（桃の花が咲きだす様子）

★3/16頃～3/20頃：菜虫化蝶　なむしちょうとなる（モンシロチョウの幼虫が羽化する様子）

★3/21頃～3/25頃：雀始巣　　すずめはじめてすくう（スズメが巣を作り始める様子）

★3/26頃～3/30頃：桜始開　　さくらはじめてひらく（桜の花が咲き始める）

★3/31頃～4/4頃：雷乃発声　　らいすなわちこえをはっす（春の雷が鳴り始める）

どうですか？5日きざみに季節を捉え、ちょっとした日常の移ろいを美しく表現している様です。

特に今回の時期は季節が大きく変わる時でもあるので、春の息吹と動物や植物の姿を想像できました。

日々の過ごし方は、このようにちょっとした事に喜びを感じたいものです(^^)

（季節のこよみより参照）

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