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冬は危険・収れん火災

窓越しに光が当たるハーバリューム

冬に起こる火事のひとつに、収斂(しゅうれん)火災があります。

小学生の頃、紙に黒い〇を書き、虫メガネで光を集めて焼けるのを実験したことがありますね!

【収れん火災とは、凸レンズ状の透明な物体、あるいは凹面鏡状の反射物によって、太陽光が収束し可燃物が発火することによっておこる火災】

虫メガネで簡単に火が起こるのを実体験しているので、そこに何があるかで火災が起こり得ることは簡単に想像がつきます。

どんな時にそのような現象が起こるのでしょうか

★バルコニーに鳥よけの鏡を3ヶ所に付けていて、そこに干してあった下着が燃えて隣に干していたランチョンマットも焦げていた

★隣に駐車していた車のホイールがメタリックだったため反射を受け、自分の車のタイヤが燃えてパンクした

★車の窓に取り付けていた「シルバーマーク」の吸盤が透明で光を集め、後部座席のシートカバーが燃えた

と言うくらい、思いもよらない物が火災に繋がっています。

収れん現象を引き起こす物体は、鏡やルーペ(虫メガネ)などレンズ状のものばかりではありません。ガラス玉や風水ボール(水晶玉)、スノーボールといった透明球や置時計、除菌剤、ペットボトルなど多岐にわたります。


収れん火災はなぜ日差しの強い夏場ではなく、冬場に起こりやすいのでしょうか

冬場は太陽の高度が低く、部屋の奥まで太陽光が差し込みます。特に冬場は空気が乾燥しやすく、一度火がつくと小さな火元も一気に燃え広がる危険性があるため、注意が必要です。


どのようにして防げるのでしょうか

☆太陽の光が差し込む範囲には、収れん火災が起こる可能性のあるものを置かないこと

☆出かける際はカーテンを閉めるなど遮光する事

☆屋外で動物除けのために水の入ったペットボトルなどを置く際、周囲に燃えるものがないか、また車内にペットボトルを置き忘れない事

(消費者庁の資料より)


ほんの些細なことでも、大きな火災を引き起こします。私が働いている事務所は、窓越しの陽射しが心地よく降り注ぐのですが、写真のハーバリウムは正に収れん現象を起こす物体です。不在時は、陽射しの無い場所へ移動させました。これから寒い冬が来ます。乾燥した部屋の中には、収れん現象以外にも危険は潜んでいます。十分に注意をしましょう。


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