永源寺の紅葉

永源寺は東近江（滋賀県）にあり、春の新緑から夏の深緑を経て晩秋の紅葉は、とても美しいです。琵琶湖から少し離れた標高の高い場所にあるため静かで厳かな雰囲気を醸し出しています。

山号は瑞石山、ご本尊は観世音菩薩で、室町時代（1,361年）に近江の領守佐々木氏頼が風光明媚なこの地に伽藍を創建し、寂室元光禅師を迎えて開山されました。寂室禅師の名声高く、当時２千人あまりの修行僧が集いました。

後光巌天皇や足利義満らも深く崇信され、大いに隆昌しましたが、戦国時代、度重なる兵火によって寺院堂宇ことごとく失いました。江戸初期の寛永8年（1,631年）妙心寺の別峰紹印禅師は永源寺の衰退を嘆き、自ら石を曳き土を運んで方丈等の再建に尽力されました。その後、後水尾天皇や彦根藩井伊家の帰依を得て伽藍が再興され、再び法燈が輝いたのです。（永源寺の歴史より）

今回初めての参拝でしたが、総門に向かう途中120段程の石段を上りますと釈迦三尊と十六羅漢の石仏が待ち受けています。その後立派な山門を通り鐘楼や本堂に向かいます。書院横のもみじの紅が鮮やかで目を見張るものがありました。愛知川沿いに境内の建造物が並んでいて、どの建物も立派で見応えがありました。

ご本尊『世継観世音』の御朱印をいただきました。

また、近江名物のこんにゃくをお土産に購入しましたので、お正月にいただきたいと思います。

永源寺の総門

永源寺の御朱印

永源寺の山門

真っ赤なもみじ

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