BLOG

抗生物質の是非

抗生物質(こうせいぶっしつ、英語: antibiotic)は、微生物が産生する、他の微生物や細胞に作用してその発育などを抑制する作用を持つ物質のことです。これまでに200種類以上の抗生物質が細菌感染症の治療と予防に広く使用されています。また、抗生物質の抗菌作用を利用した薬剤の総称として抗生剤と呼ばれこともあります。抗生物質は細菌に対して作用する抗菌薬として使用されるのみならず、真菌や寄生虫、腫瘍に対して用いられることもあります。


ある症状を訴えて患者さんが病院を受診したとき、抗生物質(抗菌薬)を使うべきか否か―これはどんな医師にとっても常に頭を悩ませる問題です。皆さんにわかりやすくお伝えするために、「こんなときには抗生物質は必要ありません」という例をいくつかご紹介します。

まず、風邪(流行性感冒)やインフルエンザはウイルスが原因ですので、抗生物質は効きません。くしゃみ・鼻水・せき・微熱など典型的な症状であれば抗生物質は不要です。中耳炎や副鼻腔炎はどうでしょうか。これらも風邪に続いて起こることが多い病気です。耳鼻咽喉科領域の疾患ですので一概には言えませんが、感染症医の立場としては、重症化していなければ経過観察でよいと考えます。

下痢の場合にも抗生物質は処方しません。抗生物質が必要な下痢は、アメーバ腸炎などいくつかの病気に限られます。これらは、検査によって原因となる微生物を特定しない限り、適切な抗生物質を処方することはできません。

のどが赤く腫れて咽頭炎を起こしている場合ですが、抗生物質の投与が必要なのは一般的にはA群溶連菌が原因の場合のみです。それ以外は必要ありません。A群溶連菌に感染しているかどうかは迅速検査でその場で調べることができますので、本来ならばすべての医師が検査を行うのが望ましいといえます。

また、たとえA群溶連菌に感染していたとしても、抗生物質の投与は発症から最大9日以内であれば有効なことが多いです。これは、何のために抗生物質を使うのかということと大きく関わっています。A群溶連菌はリウマチ熱という、心臓の弁膜症などを引き起こす病気の原因となるため、これを予防するために治療する必要があります。実はのどの痛みを和らげるために抗生物質を投与するわけではないのです。

前項でお示ししたように、必要のない場面で抗生物質を処方、あるいは服用することは、ある意味抗生物質の乱用といえるかもしれません。では、抗生物質を乱用するとどのような問題があるのでしょうか。

抗生物質(抗菌薬)の特殊な一面として挙げられるのは、使えば使うほど耐性菌が増えてしまうということです。このことについては、次の記事「耐性菌とはなにか」でくわしくお伝えしたいと思います。

耐性菌とは、抗生物質に対する抵抗性をもった細菌のことをいいます。耐性菌ができるメカニズムには、誘導と選択という2つの側面があります。まずひとつには、元々細菌自体が変化するポテンシャル(潜在力)を持っていて、抗生物質(抗菌薬)を浴びることによって変化が誘導されるということがあります。

もうひとつ、ある種の細菌の中に他とは違う特性を持った個体がいて、抗生物質で他の菌が死滅した結果、その抗生物質が効かなかった個体だけが生き残る(選択される)ということも起こります。

ですから、意味合いからいえば「抗生物質の乱用が耐性菌をつくり出す」とは必ずしも言い切れない部分もあるのですが、いずれにせよ細菌は人から人へ感染していくという性質を持っているため、非常にやっかいであるといえます。

(医療機関のページ参照)


今回、私のキズは最初の処置を誤り、キズパット(自分の体液で治すため貼替えない)一択で、約1週間貼り続けたことにより悪化しました。先週の金曜日に整形外科では簡単な処置のみで抗生物質は出ず。昨日、皮膚科では傷が深いから、キズパットではなくて、毎日綺麗に洗い、塗り薬をガーゼで押さえる、これを約1週間続けて、抗生物質が3日間処方されました。そこで、抗生物質とは何ぞや?を調べてみました。単純にキズには抗生物質と考えるのは良くない事は分かりましたが、やっぱり手にすると安心します。早く治したいと思います(*^^*)


株式会社KIYOGENは名古屋の荷揚げ屋です

インスタグラムに投稿  @kiyogen2023





各種募集


揚重業(荷揚げ・搬入)は愛知県名古屋市中村区の株式会社KIYOGEN|求人
株式会社KIYOGEN
〒453-0855
愛知県名古屋市中村区烏森町6丁目264番
TEL:052-526-3738 FAX:052-526-3739
※営業電話お断り

関連記事一覧