今日20日、気象庁はこの先の3か月予報(9月~11月)を発表しました。
ラニーニャ現象(海面水温が平年より低い状態)が発生する可能性が高く、太平洋熱帯域の海面水温は西部で高く、中・東部で低い見込みです。また、インド洋熱帯域では東部を中心に高いでしょう。このため、東南アジア付近を中心に積乱雲の発生が多い一方、中部太平洋赤道域では積乱雲の発生が少なくなる見込みです。
これらの影響により、期間の前半を中心に太平洋高気圧が日本の南東で強く、偏西風は日本付近では平年より北寄りを流れる見込みで、日本付近は暖かい空気に覆われやすいでしょう。
また、沖縄・奄美や東・西日本太平洋側では、期間の前半を中心に太平洋高気圧の縁辺を回る湿った空気の影響を受けやすい見込みです。