8月9日
1945年8月6日、世界初の原子爆弾（ウラニウム爆弾）「リトルボーイ」が広島に投下された。 その3日後の8月9日午前2時47分、太平洋に浮かぶ北マリアナ諸島のテニアン島からプルトニウム型の原子爆弾「ファットマン」を積んだ爆撃機B29「ボックス・カー（Bockscar）」が離陸した。 その前日の8日には、ソ連が日本に対して宣戦を布告し、翌9日未明にソ連軍が満州に一斉に侵攻していた。
米軍の記録によると、ボックスカー号は8時15分に屋久島に到着。午前9時44分、投下の第一目標であった福岡県の小倉市（現北九州市）に到達した。当時の小倉市には、西日本で最大級の兵器工場があった。
しかし、小倉付近はもやと煙で覆われており、視界不良のため投下を断念した。原爆の投下は、レーダーではなく目視で行うことを厳命されていた。視界不良は、前日の八幡大空襲による火炎が影響したとも言われている。
ボックスカー号は、第2目標だった長崎に移動。10時50分に長崎に到着した。
機長によると、長崎も同じく雲に覆われていた。燃料切れが近づく中、爆撃手が雲の切れ間から市街をわずかに確認したという。
8月6日に広島に原爆投下された3日後に、アメリカ軍はまたしても人類史上、これ以上の殺人兵器は無いと言われている原爆を2番目の地に投下しました。広島での現状はある程度把握していたであろうに、躊躇することなく。
日本軍のアジアに対する戦争の評価は様々ありますが、蛮行を繰り返して他国の人達から国を奪い、命を軽んじてきた事は決して忘れてはならない事です。
だけど、終戦のために下された結果が原爆投下というのは、あまりにも稚拙で、それをした後に起こる現象を想像する事もできないくらい、「実験」がしたかったのか！！
今回の「長崎の平和式典」にはイスラエルに招待状を出さなかったことで、G7の日本を除く6か国の日本大使が欠席すると報道されています。現在、ウクライナを侵攻しているロシアやベラルーシと同等の扱いが不当との理由だそうですが、広島とは違い、長崎では、より被害者に寄り添った「戦争は許さない」を掲げた行動に、私は、拍手を送りたいです。
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